母乳促進を助け 健康維持に役立つハーブの説明
オレンジピール:オレンジの甘い香りは気分をリラックスしてくれます。ビタミンB,Cを豊富に含んでいる。口当たりがよいので、他のハーブとのブレンドに相性がよい。
カモミール:緊張をゆるめ、不眠症、神経性の便秘、風邪の初期に昔から愛用されているハーブの代表的な種類。一般的には、ジャーマンカモミールがハーブティーに利用される。助産院でもお産前の妊婦さんにリラックスしてもらうためにオススメされている。しかし、通経作用があるので妊娠初期の数ヶ月は使用を避ける。ハーブティーに使うのみならず、体を温めるので赤ちゃんのお風呂にも最適。
タンポポの根:血液をきれいにし、ビタミンA,C、鉄分、ミネラル豊富なタンポポの根(別名;ダンデリオン)は、母乳促進ハーブ。コーヒーが好きで、カフェインが禁じられている人は、煎ってパウダーにするとタンポポコーヒーを楽しむことができる。
ネトル:ネトルはミネラルの宝庫(鉄分、ケイ素、カリウムほか)、またビタミンを豊富に含んだハーブ。ネトルの血液浄化作用は昔からよく知られ、最近では、母乳促進する作用が注目されている。ビタミンA・C、ミネラル、鉄分を葉緑素(クロロフィル)を多く含むため、野菜不足の方にもおすすめ。花粉症の処方薬に変わる、安全な天然植物としても注目されている。
ハイビスカス:真紅のハーブティーになるハイビスカスは、ビタミンCを含み美容,疲労回復,便秘に有効なハーブ。カリウムをとても多く含み利尿作用があるので,新陳代謝が悪くむくみがちの人にはお勧め。
フェンネルシード:ダイエット(肥満の原因となる皮下脂肪中の老廃物を排出)のハーブとして有名なフェンネルは、母乳促進のハーブとしても知られている。産後の体重増加の減量と母乳促進作用は、一石二鳥。
ラズベリーリーフ:鉄分やカルシウムなどのミネラルを豊富に含んでいるため、欧米では”マタニティーハーブ”として知られている。また、母乳促進作用があり、産後、母乳で育てている多くの母親に利用されているハーブ。収斂作用があるため、妊娠初期は避けたほうがよいが、出産を控えた妊娠後期からは力強い味方となる。
リンデン:発汗作用があり、風邪、インフルエンザに有効。咳、ひきつけ、鼻かぜ、のどの痛みを和らげ、呼吸を助ける。利尿作用はむくみなどを予防。イライラ、不眠の解消、安眠のハーブとして、寝つきの悪い幼児にも古くから用いられる。
レモングラス:芳しいレモンの香があり、胃の働きを刺激して消化を促す、血行不良、貧血予防、母乳促進などの作用があるハーブ。
ローズヒップス:ビタミン補給の定番ハーブ。ビタミンCを豊富に含んでおり、ストレス時のビタミン消費の補給、および妊娠中に気になるむくみや便秘にも有効。(※鉄分の吸収率はビタミンCやビタミンB12と一緒にとるとアップします。)コラーゲンの生成にも関与し肌の弾力を保つうえ、メラニンの生成を防いでしみの予防にもなる。ローズヒップスとは、バラ(バラの原種で薬効、香に優れている、園芸店で販売されている通常のハイブリッドのバラとは異なる)の果実。
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