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ハーブデスク

ハーブが花粉症抑制

「食品総合研究所は、パセリなどのハーブが花粉症などの症状を抑える効果があることを、マウスの実験で確認した。ハーブを食べたマウスはアレルギー反応を起こしにくくなり、血液中のアレルギー抗体の増え方も少なかった。

原因物質が入るとすぐにヒトと同じように即時型アレルギーが出る、独自開発の遺伝子組み換えマウスを使って実験した。約二週間、ハーブをエサにまぜて与えてからアレルギー源を注射して、皮膚に炎症が起きるかどうかを調べた。

十三種類のハーブを調べたところ、パセリ、ディル、バジルの三種類にアレルギー反応を抑える効果が高かった。」 

日本経済新聞 2007.12.24の記事より



花粉症とは?

年々増加の一途をたどっている花粉症。集中力が散漫になってしまう不快なこの症状が慢性化してしまうと、仕事や勉学に支障をきたしてしまいます。また、花粉症は季節の変わり目である春、秋、気候の変化により身体、精神的なバランスも狂いやすい時期と重なっています。花粉症と風邪のダブルパンチは、ぜひ避けたいものです。


花粉症=花粉によって起こるアレルギー(アトピー性鼻炎)
樹木や草花の花粉が飛ぶ時期に、花粉が目や鼻の粘膜に付着することで症状が現れます。原因となる植物はいろいろですが、重要な花粉はスギ、ヒノキなどの樹木からの花粉と、イネ科(カモガヤ、ハルガヤ)やキク科(ブタクサ)などの草の花粉があります。気象協会村山先生の試算では、2040年には地球の温暖化がさらに進み、雨量が減少するために関東地方ではスギ花粉数が1.5倍以上に増加し、現在よりも20%以上の人が花粉症で苦しむと予告しています。薬で一時的な治療をすることよりも、長期的な減感作療法(免疫療法)が、重症の人や薬の副作用を減らす目的の人に勧められます。体の免疫力を高めることは、生活習慣病(ガン、糖尿病、高血圧)などの予防にも役立ちます。


花粉症は体に侵入してきた花粉を「敵」とみなして、過剰に反応してしまう過敏な体質の人に起こります。さらに、遺伝的な体質、住環境、食生活などの様々な要因が重なって、症状を悪化させるケースが最近多くなってきています。

症状としては、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、かゆみ(目、のど、顔、首)が主ですが、だるい、熱っぽい、体の倦怠感を伴うこともあります。風邪の症状と似ているために花粉症と風邪の区別は難しいのですが、花粉症の場合は、鼻水の中にたくさんの好酸球が認められます。

大昔から杉はありましたが、アレルギー性鼻炎はあまりなかったようです。近年杉花粉の量が増え、排気ガスで鼻粘膜が刺激されやすくなっているなどの背景もあります。食生活の変化での身体の免疫力低下も要因の一つです。同じ条件下で花粉症の症状が軽い、あるいは、全然問題がない人も多いのは、吸って鼻炎をおこす体質が問題です。

花粉症対策としてマスクなどのグッズが数多く出回っていますが、基となる身体の内側から花粉症をガードすることが毎日をはつらつと過ごすために大切です。

鼻炎は卵や 小麦のアレルギーが多いとのことです。鼻炎に苦しむときはちょっと 卵や小麦を控えてみては・・・