- エキナシア (別名:エキナセア)
- Echinacea
エキナシア(別名:エキナセア)がアメリカで大人気。その秘密はアメリカインディアンが昔からこの植物を蛇にかまれたり、天然痘、風邪やインフルエンザ、その他さまざまの治療に用いていたのを、ヨーロッパからの移民が注目。本国に帰国後、親戚知人に内緒に伝授。その評判がアメリカに逆輸入されたのが始まりです。現在のイチョウの葉や柿の葉がアメリカで注目され日本に逆輸入されているのと似ています。しかし、その効用や利用法、人気はそれ以上です。
風邪をひく、ガンにかかるなどは体の免疫力が低下したときに発生しやすくなります。エキナシアを定期的に用いることにより健康な体を作ることができます。
新型インフルエンザの対策も、体の免疫力を高めておくことが重要です。
- エキナシアの効用はドイツの医療現場で研究され、その威力が絶賛されました。抗ウイルス、免疫強化、殺菌消毒、抗感染作用。最近では、さらにアレルギーの緩和、エイズ研究にも及びます。これらの研究は主にドイツで盛んに行われ、産地であるアメリカへは商品として逆輸入されました。
- 今日では200以上の雑誌に記事として扱われ、ドイツでは、300種類以上の製品が販売されています。1994年には、ドイツの医師や薬剤師は250万以上の処方箋に使用しています。
エキナシア、別名コーンフラワーはデイジーの仲間で北米のみに生育し、草原や森林地域で良く見られます。米国やカナダで生育する9種類の内、3種類が医療に使われています;Echinacea
purpurea, Echinacea angustifolia and Echinacea pallida など。 このハーブはイングリッシュガーデンでも人気です。
利用の方法;
- エキナシアリーフはハーブティーとして風邪の時期や花粉症のはやる時期の前から飲んで、免疫力を高めておきます。風邪などの時も、治りをはやく回復するのに役立ちます。
エキナシアの根の入ったハーブティーは、さまざまな感染症に対してすぐれた効力があります。エキナシルーツは風邪や感冒に対し強壮作用があるので、熱があるとき、ウイルス性の風邪、あるいはまわりに風邪の人がいる時に飲むとよいでしょう。今のところ、重大な副作用は報告されていないハーブです。 - エキナシア単独の利用は勿論のことですが、他のハーブと混ぜて香り、味を変えることも出来ます。
エキナシアの恩恵を受けるには、2年目に根を収穫し、内服するためにチンキ液を作ります。
- チンキ液;
- チンキ液作りで、多くのハーバリストは穀物から造ったアルコール、ウッカあるいはブランディーを用います。6週間5オンスのアルコールにきれいなつぶしたドライハーブを浸し、乾燥した部屋に保管。ハーブのエキスをアルコールにしみこませる為、数日おきにビンを良く振ります。
- ハーブティー;
- リーフ(葉)の場合:ティースプーン一杯のエキナシアを用い、紅茶を作る要領で作ります。
パウダーの場合は、ティースプーン一杯のエキナシアを用いコップ一杯の熱湯をエキナシアの入ったティーポットに注ぎ、15分浸して飲みます。
- カプセル;
- カプセル入りのハーブパウダーは携帯性に優れ、忙しい人には便利。
- 注意;多量の摂取はめまいや吐き気をともなうことがあります。
- また、妊娠している時は避けましょう。
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